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第10話

愛がほしい
「ぅぅ…ん、。」
重たい、という言葉では言い表せない程の重さの瞼を無理やり開くと、そこは保健室のベッドの上だった。
「木城…もう大丈夫か?」
何で…どうして高柳先生が看てるの?
「…もう、俺にすら喋れないんだよな。」
過去のことでも思い出しているのか、先生の表情はとてつもなく辛そうだ。
「…ぅぅ……、。」
「無理はしなくて良いんだ…こうなったのも、俺のせいだから。」
違う。違うの。
先生にそんな顔させたいんじゃないのに。
何で声が出てくれないの?
もう、先生とも話せなくなっちゃったの?
頼むよ、私の体。

「このはちゃん、ダサいねーww」
放課後、どうしようもなくなってトイレで一人泣いていたら、あの子が、入ってきた。
…何て不運なんだろう。
「いい加減さ、退学したら?もうあんたに居場所なんてないじゃんww」
私の居場所。
やっぱり、ないのかな??
私、学校に来ちゃいけない存在だったのかな??
「話せないからって、いつまでも先生に優しくしてもらえるって思ってた??」
もう、もうやめてよ。
そんなの自分でも分かってるんだよ。

もう、私にそんな言葉をぶつけないで。

誰か、私に、本物の愛を…