前回のあらすじ
富理は何かを思い出し、外へと出た
向かう先はなんとアマルの場所だった
真冬はボロボロになりながらも、富理を
守ろうとした
だが、富理はアマルの元へと行ってしまった、、
富理が最後に残した言葉とは、、
--------キリトリ線--------
七森side
俺が皆の元へ戻った時は、もう攻撃が止んでいた
その時だった
誰かが入ってきたのだ、それに気が付き誰もが
敵かと思った
そしたら、ボロボロになった真冬くんがそこに居た
今にも倒れそうになってる真冬くんを空琉さんが駆け寄り支えた
出血も酷く、早く手当てしなければ
ならない状況だった
真冬くんのその言葉に違和感があった
何故なら、皆この場に居るからだ
そんな中、瑛斗くんが来た
瑛斗くんのその言葉にその場が凍った
誰もが察した
富理くんは連れて行かれたのだと、、
瑛斗くんは自分の無力さからだろうか、自分の腕を刃物で突き刺していた
楜龍と陽飛がしがみついて止めに入る
だが、瑛斗は刃物を離さず突き刺し続けた
今の瑛斗くんは狂った人形のようだった
既に瑛斗の腕は血で真っ赤になっていた
心配になった俺は、ころちゃんに駆け寄った
そのころちゃんの笑顔はとても泣きたそうだった
そして2人は出て行ってしまった
遠井さんとるぅちゃんは真冬くんと瑛斗くんを連れて治癒魔法を行った
楜龍side
陽飛くんは少し震えた声で言った
目には涙を浮かべていた
頑張ろうと元気になった陽飛くんを見て
僕は微笑んだ
でも一方僕はこう感じた
何かを失ってしまう恐怖を、、
その時、僕の首筋にチクッと何か
刺さった感じがした
後ろを振り返っても何もなかった
不思議に思いながらも、皆の元へと帰った
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編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。
登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。