前回のあらすじ
楜龍の首に現れた蠍のような紋章
その正体は奴らのターゲットの証だった
すると楜龍は熱になり、時間が無いと知らされる
莉李からの提案で"迷い犬"を訪ねることに
浦田、天月、雪村、聡蜜、七森、ぴぃ、莉李、莉音の一同は楜龍を連れて向かうのであった
しかし、莉李と莉音には何か秘密が、、?
--------キリトリ線--------
七森side
莉音くんを先頭に"迷い犬"の元へと向かった
向かうにつれて、体が震えているのに気がついた
俺はそう思い、拳を強く握りしめた
雪村は自身の震える手を見つめて言った
莉音くんが話をしてくれた
やはりかと思ってはいたが、相当な強さだと思った
その時だった
莉音くんが小さい声で莉李くんにそう呟いた
すると莉李くんは何処かへ電話をかけた
その瞬間、何も無かったはずの場所に
大きな建物が突如現れたのだ
ある者は驚きを隠せずにいた
ある者は突然の事で混乱していた
ある者は目を輝かせていたのだった、、
するとその建物から、人が出てきた
その人は一目散に莉李くんと莉音くんの
元へと向かって行った
その人は、、莉依子ちゃんは可愛らしげに言った
中へ案内されると、やはり広い建物だと分かる
聡蜜くんは言われるがままに楜龍を寝かせた
莉依子ちゃんが唱えると桃色の優しい
光が楜龍を包んだ
すると、少しだけだか顔色がよくなった
莉依子ちゃんはニコリと笑って返した
「「「「「「えぇぇぇぇぇぇ!?」」」」」」
一同の声が室内に響き渡った
2人は首を縦に振った
俺は莉李くんの前にしゃがんで優しく言った
その時だった
入り口の扉が開いたのだ
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編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!