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第5話

夏。(2)
23
2018/04/25 16:08
ガサッ…

後ろから足音がして誰かが私に話しかけて来た。
先生
白熊柊さん…シロクマって
先生
可愛い苗字ですよね
少女
えっ…
余りにも唐突過ぎて私は、声を掛けてきた男に警戒心と変な違和感を感じた。

何だこの人…
先生
あ、すいません
いきなり声をかけてしまって
少女
はぁ…
先生
こんな事聞くのもアレですが…
友達と食べないんですか?
少女
好きで一人で食べているんで
お構い無く
先生
あ、友達居ないとか?
イラッ…
せっかく人が心地よく過ごしてるところなのに
少女
何なんですか、
先生に関係ありますか?
先生
あ、当たりか
少女
……💢
        当たりかって、この人失礼過ぎる
      しかも、この先生見たこと無いし……

      20代後半?…いや、30歳くらいかな。
先生
ってか今、僕の事知らないって顔しただろ?
先生
寂しいな〜、俺シロクマさんの授業で歴史教えてんのに…
   歴史…歴史……こんな若い先生だったっけ?
先生
ま、覚えてないのも無理無いですよね
先生
シロクマさんいつも上の空で僕の顔1回もまともに見てくれないですもんね
少女
……
うっ…今思い出したけど歴史の授業って興味無いから窓の外ばっか見てたな。
少女
ん?と言うか、先生はよく私の名前覚えてますね
少女
喋ったこともないですよね?
先生
ああ〜、まあ職員室では有名ですよ
少女
え、有名!?
少女
何で!?
少女
悪い事はしてないですよ!!
先生は少し笑って私に聞く。
先生
何で有名か知りたいですか?
少女
……
先生
………………内緒です笑
                (´ºωº`)イラッ
                        キーンコーン…
      カーンコーン──
先生
…っと、予鈴ですね
先生
では、また授業で
少女
あ、ちょっと待ってください…!
先生
あ、良い忘れてましたが…
先生
進路調査は、ちゃんと考えて記入してくださいね!
少女
!!

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