ーあなた sideー
そーいえば、入所日近くなってきたなー。
…今でも忘れない。
過去って何でこんな忘れられないの。
…いい思い出しか 覚えてなければいいのに
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ー入所したての頃ー
私はオーディションとかで合格した訳ではなく、スカウトだった。
しかも初めての女子導入。
よく思っていない人ばかりだったと思う。
歌もダンスも冴えなかった私。
だから尚更反感を買った。
せっかくスカウトで私をジャニーズに入れてくれたけどもう限界だ。
そう思って辞めようとしたとき。
そう言って助けてくれたのは、薮くんと光くんだった。
私は2人の優しさに甘えて泣き続けた。
そして、心が落ち着いた頃。
2人は私に優しくしてくれたけど、実はJrのトップだったことを仲良くなったあとに知った。
そして私のことをよく思っていなかったJrが辞めていったことも知った。
(ちょっと年齢のこと省かせてください笑)
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ー現在ー
みんなは私の過去をHey! Say! JUMP結成当初から知っている。
だから、こういう時は泣きな??
と優しく言ってくれる。
…私、やめなくてよかった。
Hey! Say! JUMPになれてよかった。
そうつくづく思っていたのは…メンバーには秘密で笑
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!