別に喧嘩なんかしたくなかった。
あなたを傷つけるつもりなんてなかった。
勝手な解釈をされて腹が立って…
なんて言われてさ。
ちょっとだけ心が傷ついて…
小学生かよって思うほど幼稚な喧嘩して…
今、あなたの顔を見たら泣いてしまうかもしれない…そう思って
なんて言ってしまって…
するとあなたは
そう言って楽屋を飛び出した。
やりすぎた…そう思った時は遅くて。
でも追いかけようとしてもあなたが悪い そう思って追いかけなかった
当たりすぎた…
知念に言われてわかった。
俺が悪い…
何見栄張ってんだよ自分
あなたは…どこだ!?
局中探し回ってもいなかった。
つまり屋上だな…ハァハァ
あなたは相葉くんと一緒に話していた。
俺がきた瞬間相葉くんは帰っていった
あなたが泣いてるのを見て居ても立ってもいられず、あなたを抱きしめた
あなたに二度とこんな思いはさせられない。
ごめんな、あなた
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!