チェヨンside
チェヨン「あのさ~ミナ…。」
ミナ「ん?」
私はゴクリと唾を飲んでミナの顔を見た。
ミナ「何そんな顔してんの(笑)どうしたの言ってごらん?」
今はあなたが出かけてていないし言っちゃお…!
チェヨン「愛してるゲームしない…?(笑)」
ミナ「何それ?」
愛してるゲーム知らない人なんているんだ(笑)
私は愛してるゲームについて軽く説明した。
お互いに愛してるって言い合って照れた方の負け。
ミナ「いいけど私、チェヨンに勝つ自信しかないよ?(笑)」
チェヨン「いやいや!私が勝つのっ!」
と言って始まった愛してるゲーム。
ミナ「じゃあ私からいくね?」
チェヨン「うん、いいよ!」
と言って待っていると突然ミナから胸ぐらを掴まれて
顔と顔の距離が一気に縮まる。
チェヨン「ちょ、えっ…!?」
鼻なんかぶつかっちゃって。
ミナ「愛してる…チェヨン。」
なんてこんな至近距離で、
しかもトロンとした瞳で言われらもう…。
なんで私の恋人はこんなにもかっこいいんだろう。
チェヨン「タ、タイム…!」
私は顔が驚くほどのスピードで熱くなって
すぐにミナから離れた。
ミナ「ほらね?(笑)私の勝ち~!」
チェヨン「負けました…。」
そうやって笑うミナには一生叶わないなと思った。
ミナ「じゃあチェヨンやってみてよ!それで私が照れたらチェヨンの勝ちにしてあげるから。」
チェヨン「え?」
ミナside
ふふっ(笑)
予想通りチェヨンはすぐに顔を真っ赤にして照れちゃった。
私はこのゲームを説明してもらった瞬間に
勝てると確信した。
だってこの子、私のこと大好きなんだもん。
せっかくだからチェヨンにもやってみてと言ってみた。
でもあんまり期待してないけど(笑)
どこか子どもっぽいチェヨンだから
私をドキドキさせるなんて100年早い。
まあそんなとこも好きなんだけどね…?(笑)
チェヨン「わ、分かった…。」
ミナ「楽しみだな~(笑)」
なんて余裕をかましてた。
チェヨンだからかわいい系で攻めるのかな?
それとも案外真剣な顔して
ストレートに言ったりするのかな?
なんて思ってた時、
チェヨン「あ、その前にそのカーテン汚れてない?」
ミナ「え?」
この前掃除したはずなんだけどな。
なんて思いながら立ち上がる。
ドンッ
ミナ「…!?」
チェヨン「ミナ…世界で1番愛してるよ…?」
こ、これ俗に言う壁ドン。
しかもチェヨンは顎クイまでして私にその言葉を言った。
ミナ「て、照れてないからね…!」
チェヨンの顔はあまりにも真剣すぎて、
私は完全に照れてる。
だけど強がって、照れてないと言ってしまった。
チェヨン「私の負けか~…。」
と落ち込むチェヨンに心の中で謝る。
ほんとはチェヨンの勝ちだよ…。
なんて言えないけど(笑)
あなた「あのさ…2人とも何してんの…?」
ミナ「へ…!?あなた!?」
チェヨン「帰ってきてたの…!?」
あなた「まあここ家だし私に気にせずイチャイチャしてどうぞ(笑)」
恥ずかしい~…。
あなた「あ、ちなみにチェヨン。」
チェヨン「ん?」
あなた「この勝負チェヨンの勝ちだと思うよ。」
チェヨン「え?どういうこと…?」
ミナ「バカ…!あなた!」
あなたはニヤッと笑ってこっちを見てきた。
チェヨンはその言葉の意味を理解したのか、驚いた顔で
チェヨン「もしかしてミナ照れてたの!?」
なんて言ってきた。
ミナ「し、知らな~い…!」
と返したもののチェヨンはもう喜びまくってる。
あなたのやつ…許さん(笑)
てかあなたはいつから見てたの…?(笑)
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。