涼太side
俺にくっついて寝ているあなた。
さっきあなたの本音を初めて聞いた気がした。
幼い頃は俺もあなたが何か言いたそうにしているのは気づいてた。
でも聞くと必ず
「大丈夫!」
って言うだけで、
あぁ頼りにされてないって思った事も多くは無かった
病気が分かってからは
全然会えなくて、誕生日とか、出かける時くらいかな。
だから俺ら兄妹で過ごす時間は
とても短い時間だった。
実際こうして隣であなたが寝てるのなんて、
もう夢のような話。
あなたの頭を撫でて
俺も眠りについた。
》次はしょっぴーと宮舘兄妹3人の
小さい時のお話です!
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。