第20話

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2020/05/15 04:38
舘様
舘様
ご馳走様美味しかったよ
やっぱ母さんのご飯は
安心するね。
ふふッ良かったです
舘様
舘様
俺片付けしても良い?
逆に良いの?
別にゆっくりしてていいんだぞ
父さんやるぞ?
舘様
舘様
ううん
やりたいの
じゃぁ…お願いしようかな
あなたは部屋戻るか?
You
You
………私も…片付け手伝おうかな…
本当は戻るつもりだった。
でも久々にお兄ちゃんに会うとやっぱり楽しくて。
もっと話したかった。
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舘様
舘様
あなた?
You
You
……ん?
舘様
舘様
まだなんともないの?
病気の事を聞いているのだろう。
でも名前は言わない。
そういう所は昔からのお兄ちゃんの小さな気遣いだ。

きっと病名を聞くと私の気持ちが不安になってしまう。
そう考えたのかもしれない。
You
You
うん
大丈夫だよ
舘様
舘様
そっか…



あっ!
((パリンッ!
舘様
舘様
……ッ!!
You
You
お兄ちゃんッ!
…大丈夫?
洗剤でコップが滑って
ガラスだったから割れてしまった。

ガラスの破片が飛んでお兄ちゃんの手からは
血が流れていて…
その瞬間
体が熱くなるのを感じた。
You
You
はぁ…はぁ…ゥッ…
舘様
舘様
……あなた?
You
You
はぁ…お兄ちゃん………はな…れ…て…
自分の怪我ではなんともなかった。

でもお兄ちゃん血を見ると
変な感じがした。

それを一言で表すなら……











“美味しそう”
私の中で何かが壊れた瞬間、


目の前が真っ暗になって、
気がついたら、そこには最悪の光景が広がっていた

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