第106話
世界が傾いて…と思ったら、私は帝統の胸に支えられていた。

うわっと…大丈夫かよ?
ゆっくりと帝統を見上げる。
だいすぅ…

なに
帝統の綺麗な顔が近づいてくる。
もう、何も考えられない。
…っ
私は不意に顔を背けた。

え、どうした
おええぇ…
胃液が食道を押し戻してきて、吐いてしまう。

うぎゃー!!!!
うぷ…
騒ぐ帝統をがっちり掴んで床に吐瀉物をぶちまける。
しばらくそうしていたところで、やっと吐き終わる。

はぁ…はぁ…
叫びまくって肩で息をしている帝統の胸にもう一度頭を置く。

おい、お前大丈夫か?立てる?
てっきり怒られるかと思ったら、頭をなでて心配された。
温かい分厚い胸の中で、なんだか懐かしい気分になりながら私は意識を手放した。
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