無料ケータイ夢小説ならプリ小説 byGMO

第141話

感謝祭4:幻太郎
俺はまた顎に手を当てて考え込む。
どれもキレイだ。
だが…。
夢野幻太郎
夢野幻太郎
(ピンとこないな…)
夢野幻太郎
夢野幻太郎
少し、考えさせていただいても?
店長
ええ、いくらでも♡
席を立ち、店内を歩き回る。
鮮やかに輝く色とりどりの宝石。
だがどれも、いまいちピンとこない。
伊弉冉ーニ三
伊弉冉ーニ三
あ、俺っち仕事!帰る!
観音坂独歩
観音坂独歩
俺も…実は持ち帰ってきてるのあるんだよな…
有栖川帝統
有栖川帝統
あ!待て今日新台入荷!めちゃ忘れてた!行ってくる!
夢野幻太郎
夢野幻太郎
え、あ…
3人はそそくさと出ていってしまい、僕だけが取り残される。
夢野幻太郎
夢野幻太郎
ふむ…
再び店を歩き回るが、どれも感性に突き刺さるものは無い。
諦めてさっきおすすめされた中から選ぶか…?
しかしあなたにもっと似合うものがあるはずだ…。
店長
悩んでるようね?
店長は音もなく隣に忍び寄っていた。
思わず肩がビクリと揺れる。
夢野幻太郎
夢野幻太郎
ええ…
店長
相手の子、どんな子か聞いても?
僕は店長の顔を見上げ、笑う。
夢野幻太郎
夢野幻太郎
勿論
二人でカウンターに戻り、座る。
ここからの長話は流石に恥ずかしいので省略しよう…。
店長
ふぅん、素敵じゃないの
夢野幻太郎
夢野幻太郎
ありがとうございます
ふと、外を見るともうとっぷりと日が暮れて
ネオンがチラチラと光っていた。
夢野幻太郎
夢野幻太郎
あ、すみません…こんな時間まで…
夢野幻太郎
夢野幻太郎
そろそろお暇します
立ち上がって礼をしようとすると、片手で制止された。
店長
待って、ピッタリの宝石があるわ
店長は、すごい勢いで奥に入ると、ドタンバタンと音を立てた。
しばらくし、戻ってくるとその手にはやたら大きな箱が。
夢野幻太郎
夢野幻太郎
…それは?
店長
本当は売るつもり無かったんだけどね
パカリと箱が開けられ、俺は思わず息を呑む。
夢野幻太郎
夢野幻太郎
…これは…!
店長
ブラックオパール
漆黒の中に灯る虹彩色。
キラキラと次々に色を変えるそれは、とても神秘的で
夢野幻太郎
夢野幻太郎
美しい…
店長
でしょう
店長
幻ちゃんの多面性
店長
あなたちゃんの美しさ、そして強かさ
店長
ぴったりだと思うの
半ば息を切らした店長は、ギラギラと光る目で訴えてくる。
店長
なかなか市場にも出回らなくてね
店長
やっと手に入ったんだけど
店長
売ってあげちゃうわ
夢野幻太郎
夢野幻太郎
そんな…、いいんですか…?
そう聞くと、店長は愛おしそうに箱を撫でた。
店長
この子だって、相応しい持ち主を探してる
店長
そんな人に売らないと、宝石商の名前が廃るわよ
夢野幻太郎
夢野幻太郎
…頂きましょう
店長
ありがとう♡この子もきっと喜んでるわ
そうしみじみと呟くと、店長はどこからか電卓を取り出した。
店長
で、リングにするの?
先程とは違う意味でギラギラと光る目で問いかけられる。
夢野幻太郎
夢野幻太郎
あ、え…
店長
うーん、ネックレスの方がいいかもね
店長
ブラックオパールの石言葉は威嚇
店長
ネックレスを送る意味は
夢野幻太郎
夢野幻太郎
独占欲…
店長
あなたちゃんを幻ちゃんのものと証明すると同時に
夢野幻太郎
夢野幻太郎
他の男を威嚇する…と
店長
そう、完璧でしょ♡
夢野幻太郎
夢野幻太郎
なるほど…
よくできてるな…と思い、口元が緩む。
夢野幻太郎
夢野幻太郎
フルオーダーで、お願いいたしましょう
夢野幻太郎
夢野幻太郎
デザイナーの検討はついてあります
店長
そう?日にちはだいぶかかるわよ
夢野幻太郎
夢野幻太郎
3ヶ月程…ですよね
誕生日は数日後。
間に合うわけ無いと分かっていても
これ以上のプレゼントは思いつかない。
夢野幻太郎
夢野幻太郎
大丈夫です。後日、デザイナーから連絡をさせます
店長
了解♡んじゃ、お値段は…
店長は慣れた手付きで電卓を打ち、数字を見せる。
店長
ま、こんなもんかしら♡
夢野幻太郎
夢野幻太郎
うっ…!?
その値段に衝撃を受け、思わず後退る。
店長
あら、払えないのかしらん?
多分押せば多少は値下げしてくれるだろう…。
しかし謎のプライドがその思考を邪魔する。
夢野幻太郎
夢野幻太郎
ATM、行ってきます…!!!
俺は店を飛び出してコンビニに向かった。
____________________