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第93話

夢野幻太郎 10話
おろむろに、幻太郎さんの向かいに座る。
あなた

なにか…あったんですか?

どうしても心配で、聞かずにはいられなかった。
夢野幻太郎
夢野幻太郎
いえ、特に何かあったというわけではないんですが…
その言葉に少しホッとする。
夢野幻太郎
夢野幻太郎
許可を頂きに来まして
あなた

ん?

夢野幻太郎
夢野幻太郎
許可です。キョカ
あなた

んん?

突然耳に入る予想だにしなかった単語に戸惑う。
夢野幻太郎
夢野幻太郎
あのですね、貴方の生い立ちを是非とも歌詞にさせていただきたく…
あなた

え!?

ガタタッと音を鳴らして立ち上がる。
頭がぐるぐるして追いつかない。
私の?生い立ちを?歌詞に?
どゆこと?
夢野幻太郎
夢野幻太郎
うーん、聞いていただいたほうが早いですかね…
そう言って袖からスマホを取り出す。
イヤホンを手渡され、私はそれを耳ににつけた。
夢野幻太郎
夢野幻太郎
まだ1番のデモしかないのですが…
『君だけに小生の過去の話をしてあげるね。』
そう言って始まった歌は、ラップというよりは語りに近いものだった。
その歌詞は、私の語った境遇そのままで。
『欲しいものなんてない。』
『それは、小生が初めてついた』
『嘘だった。』