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第134話

観音坂独歩 3話
あなた

え、営業部…

観音坂独歩
観音坂独歩
お恥ずかしながら…はは…
観音坂さんは力なく笑った。
医療機器メーカーの営業部といえばブラック中のブラック。
その暗黒具合は内外問わずに有名だ。
あなた

そりゃ…大変ですよね…

言いながらエレベーターの数字を見ると、数字は32だった。
あなた

あ、もうすぐきますよ!

床においた資料を両腕に抱えて、ドアの脇に立つ。
間もなく、ポーンと音がしてエレベーターの扉が開いた。
あなた

行きましょう、何階ですか?

そう問いかけても、返事が来ない。
見ると、観音坂さんはエレベーターに乗りもせずに突っ立っていた。
あなた

観音坂さん?

呼びかけると、観音坂さんは苦しそうにこちらを見、そして
バタンッ
膝から崩れ落ちて倒れた。
あなた

観音坂さん!?

私は、エレベーターの扉に資料を挟んで慌てて観音坂さんに駆け寄った。