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第97話

有栖川帝統 2話
積み上げられたゴミ袋の間からにゅっと伸びる足。
あなた

(死体…?)

その瞬間、いろいろな考えが頭を駆け巡る。
警察に連絡?
もし殺人事件とかだったら事情聴取とかされるかな…。
てかワンチャン生きてる?
それなら救急車?
ごみ捨て場に寝てる人って何。
ホームレス?
もしかしてヤクザ絡み?
変な汗がどっと吹き出て、足が震えだす。
あなた

どうしよう…

目が潤い、涙が零れそうになる。
その時、
???
んぁああ〜……
ゴミ袋から見える足が大きく動いた。
捨てられていた(?)人物が起き上がって頭をボリボリかく。
有栖川帝統
有栖川帝統
当たると思ったんだよなぁ…
何やらボソボソつぶやいている。
有栖川帝統
有栖川帝統
んぁ?
青髪の頭がこちらを向く。
あなた

ひぇっ…

有栖川帝統
有栖川帝統
ヒトじゃんかよぉ!!
男の人は素早く立ち上がり、こちらに向かってきた。
あなた

なんですかぁ…!!

逃げようとしても足が震えて動けない。
有栖川帝統
有栖川帝統
なぁ!
ガシっと肩を掴まれ、覚悟を決めて目を閉じる。
あなた

ムリムリムリムリムリ…お父さんお母さん今までありがとう…

ぼそぼそとお経のように現世へのお礼を告げる。