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第140話

感謝祭3:幻太郎
伊弉冉ーニ三
伊弉冉ーニ三
たーのもー!
観音坂独歩
観音坂独歩
今時…?
仄暗い店内には、巨漢が一人。
その雰囲気に、生唾を飲み込む。
???
…誰だ…。もう店じまいだぞ…
伊弉冉ーニ三
伊弉冉ーニ三
え!?まじ!?もうそんな時間!?
ホストはずかずかと巨漢に詰め寄り、背中をバンバンと叩いた。
伊弉冉ーニ三
伊弉冉ーニ三
俺っちとテンチョの仲ぢゃん!ね!?
有栖川帝統
有栖川帝統
お、おいお前!流石に…
本能でヤバさを感じたのか、帝統が止めに入ろうとした瞬間。
店長
あんらぁ、ひふみんじゃないの♡
巨漢が振り返り、その顔が光のもとに顕になる。
線が太く、しっかりした顔からは甘い声が聞こえる。
店長
やだ、独歩ちゃんも一緒?
観音坂独歩
観音坂独歩
あぁ、はは…
店長
そちらは?お友達?
夢野幻太郎
夢野幻太郎
いえ、小生達は…
伊弉冉ーニ三
伊弉冉ーニ三
そーそー!指輪買いに来たんだってぇ!
伊弉冉ーニ三
伊弉冉ーニ三
カノジョの♡
店長
やだもぉ♡婚約指輪かしらん?
夢野幻太郎
夢野幻太郎
いいえ、違います
これ以上はホストに主導権を握らせまいと、踏み込んで言った。
店長
じゃ、プレゼントね♡
店長
色々入荷してあるわよ♡
店長と思わしき男__女?は、ぷりぷりと奥に歩いていった。
有栖川帝統
有栖川帝統
なに、カマ?
夢野幻太郎
夢野幻太郎
…の、ようですね
ヒソヒソと話していると、またぷりぷりと戻ってくる。
店長
どんな宝石がいいかしら?
夢野幻太郎
夢野幻太郎
あ、いえ、まだ指輪と決めた訳では…
店長
あら、そうなの?
店長はカウンターの向かいに座りながら言う。
店長
でも誕生日に宝石のアクセサリーはオススメするわよ♡
小生も、店長の向かいに座った。
店長
特別感あるしね♡
そう言って店長はウインクする。
夢野幻太郎
夢野幻太郎
は、はあ
店長
宝石のご希望はあるかしら?
そう聞かれて、ふと思い出した言葉を口にする。
夢野幻太郎
夢野幻太郎
石言葉、というのを聞いたことがありまして
店長
ええ、あるわね
夢野幻太郎
夢野幻太郎
小生、しがない小説家をやっておりますので
夢野幻太郎
夢野幻太郎
なにかそういったものにちなんだ宝石を…
店長
うんうん、なるほどね
店長
今見てくるわ、待っててね
店長はまたぷりぷりと奥に入っていった。
有栖川帝統
有栖川帝統
お、幻太郎。決まったか?
夢野幻太郎
夢野幻太郎
いえ、今宝石を選んでいるところでして…
伊弉冉ーニ三
伊弉冉ーニ三
えー!それなら誕生石一択じゃね!?
夢野幻太郎
夢野幻太郎
安直なので嫌です
伊弉冉ーニ三
伊弉冉ーニ三
えー…
観音坂独歩
観音坂独歩
さっき石言葉って…言ってましたよね
夢野幻太郎
夢野幻太郎
ええ
伊弉冉ーニ三
伊弉冉ーニ三
へー、なんそれ!
夢野幻太郎
夢野幻太郎
宝石にはそれぞれ花言葉のように言葉があるそうですよ
夢野幻太郎
夢野幻太郎
例えば6月の誕生石のムーンストーンは
夢野幻太郎
夢野幻太郎
健康、長寿、富貴、愛の予感、純粋な愛、母性本能、悪魔祓いなど…
有栖川帝統
有栖川帝統
へぇ、よく知ってんなぁ
伊弉冉ーニ三
伊弉冉ーニ三
だよなー!さすが小説家ぁ!
夢野幻太郎
夢野幻太郎
いえ、今調べました
袖からスマホを取り出して見せると、3人はズコッとコケた。
店長
そうねぇ、石言葉は素敵よ♡
気がつくと後ろに店長がいた。
有栖川帝統
有栖川帝統
うおっ、ビビったァ…
店長
いくつか持ってきたわよ
そう言って店長は机に箱を並べる。
店長
これがアイオライト
そう言って深い青色の宝石を指差す。
店長
石言葉は初めての愛
店長
ヒーリングストーン、ま、パワーストーンとして人気ね
アイオライトは薄暗い店内で深い光を反射する。
引き込まれそうなその青は、まるで広い宇宙を閉じ込めたようで、
不思議と惹きつけられる気がした。
観音坂独歩
観音坂独歩
キレイな宝石だな…
店長
次はスフェーンね
次に、黄色い宝石を指指す。
店長
石言葉は永久不変
店長
切り方や照明によって全く光り方が違ってくるわ
そう言って箱をチラチラと動かすと、
黄色に見えたのが、緑に光ったり、赤く光ったりした。
眩いその反射光に、思わず目を細める。
伊弉冉ーニ三
伊弉冉ーニ三
んへぇ、すっげ!
店長
最後、ラピスラズリ
最後もまた、青い宝石だった。
店長
石言葉は、健康、愛、永遠の誓い
店長
透明度があまりないのが特徴ね
店長
でも加工の仕方によっては星空みたいに光るわよ
真っ青に、鈍く反射するラピスラズリ。
時たま鋭く光って僕の目を刺す。
不透明さには、ある意味神秘的なものを感じる。
有栖川帝統
有栖川帝統
へぇ、すっげ…
店長
石言葉にこだわるのなら、おすすめはここらへんね
店長
あまりメジャーなものではないけど、知ったらきっと…
店長はそう言って左胸を指した。
店長
キュンと来ちゃうかも♡