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第39話

碧棺左馬刻 2話
あなた

失礼致します

正座をして引き戸を開ける。
縦に広いその部屋の左右にはいかつい男の人が並んでいた。
奥の方にでんと構えているのが父だ。
スッと膝で回転して引き戸を閉め、父の方を向いて頭を下げる。
遅い
あなた

申し訳ございませっ…!

気がつくと父が目の前にいて、胸ぐらを掴まれた。
何をしていた
襟で首が締まって苦しい…!
あなた

あっ…み、身支度をっ…をして、おりました…

ドゴォッ
大きな衝撃が鳩尾を襲う。
あなた

あっ…がっ!

私はふすまを破って廊下に投げ出されていた。
立て
冷ややかな目で見下され、体が凍りつく。
殴られたお腹だけがズキンズキンと熱い。
あなた

っ…

…立て
幼い頃から植え付けられた恐怖心。
それは立つには十分なエネルギーを生んだ。
あなた

はいっ……

ドガァッ
立った瞬間に肋を蹴られ横に吹き飛ぶ。
あなた

かっ…はっ…!

先ほどとは比にならない激痛に、口の端からヒューヒューと息が溢れる。
それから数十分…正確な時間は分からないけどかなり長い間暴行を受け続けた。
意識が朦朧としてきた頃、髪の毛を掴まれガァンと壁に打ち付けられる。
あなた

(…星?)

視界がチカチカする。
…高橋