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第100話

有栖川帝統 5話
有栖川帝統
有栖川帝統
負けたんだよぉぉぉおおおお
目からボロボロと涙を流しながらそう叫ぶ。
…というか、吠えた。
あなた

…は?

有栖川帝統
有栖川帝統
負けたんだよ!!!
あなた

何に…

有栖川帝統
有栖川帝統
BET
あなた

は?ベット?

有栖川帝統
有栖川帝統
ギャンブルだよぉ!
帝統はその場にわっとうずくまった。
あなた

ギャンブル…ってあんた…

私はやれやれとため息をついて、やっと台所に向かう。
有栖川帝統
有栖川帝統
勝つと思ったんだってぇ!
有栖川帝統
有栖川帝統
負けると思わなかったんだってぇええ!
帝統はずっとわんわん泣きながら喚いていた。
あなた

……

私は振り返りもせずに、ため息をこぼす。
なんだ、ギャンブルって。
違法だったっけ。
鍋に昆布を入れて火にかけている間、スマホを触る。
『ギャンブル 日本 法律』
あなた

(賭博罪…刑法185条……違法じゃん)

事実を確認すると、途端に嫌悪感がこみ上げる。
ただでさえギャンブルっていいイメージがない。
しかも違法。
犯罪者に作るご飯はない。
あなた

(でも…)

後ろで子供みたいに泣きじゃくっている帝統をちらりと見る。
あなた

はあああぁぁぁ〜…

どでかいため息をついて、昆布を取り出して具材を鍋に入れた。
あなた

(ほっとけないんだよなぁ)