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第112話

神宮寺寂雷 4話
神宮寺寂雷
神宮寺寂雷
どうか…したのかな
朝の、騒がしくなってきた廊下で先生は問いかけてきた。
あなた

す、みません…

涙を手のひらで拭い、床を見る。
あなた

はやとくんに、どうせ…死ぬんだからと言われて…

神宮寺寂雷
神宮寺寂雷
うん
病室の中のはやとくんには聞こえないようにと声を潜めると、嗚咽のほうが大きくなる。
あなた

なにも…言ってあげられませんでした…なにも…っ

先生の大きな手が私の背中をさすっていた。
神宮寺寂雷
神宮寺寂雷
あなたさん
あなた

私っ…、私…!

神宮寺寂雷
神宮寺寂雷
あなたさん
名前を呼ばれ、両肩を掴まれる。
驚いて思わず顔を上げた。
神宮寺寂雷
神宮寺寂雷
気に病まないで
先生は、私の肩から手を離し病室のドアノブに手をかけた。
神宮寺寂雷
神宮寺寂雷
考えすぎては…いけない…
あなた

え?

神宮寺寂雷
神宮寺寂雷
自分をも…滅ぼしてしまう…
ほとんど聞こえないくらいの声でひとりでにそう言って、寂雷先生は扉を開けた。
神宮寺寂雷
神宮寺寂雷
バイタルチェックの続きは私がやっておきます。あなたさんはナースステーションで、気持ちを落ち着かせてください
あなた

はい…

そう言って先生は病室に入ってしまった。
言われた通りに、ナースステーションに足を向ける。