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第47話

碧棺左馬刻 10話
あなた

あの…恐縮ですが…

目の前に男が仁王立ちしていた。
白い髪に、長いまつげで縁取られた真紅の目…。
その姿を見た瞬間に分かる。
あなた

碧棺左馬刻さん…でよろしいでしょうか

そう言って深く、深く頭を下げる。
あなた

あなたです。よろしくお願い致します

碧棺左馬刻
碧棺左馬刻
フン…ついてこい
碧棺はそう言ってくるりと背を向ける。
その後を私も追った。
屋敷の長い廊下を行きながら、早口で説明を受ける。
碧棺左馬刻
碧棺左馬刻
ここは入るな。ここも入るな。あー…ここも入んじゃねぇ
ほぼ入ってはいけない部屋だった。
結局分かったのは、トイレとお風呂。
あなた

(ほんと最低限だけだな…)

入ってはいけない部屋の間の廊下をずんずんと突き進む。
数分歩いたところで、やっと立ち止まった。
碧棺左馬刻
碧棺左馬刻
ここがてめーの部屋だ
半ば肩で息をしながら部屋を覗き込む。
あなた

え?

碧棺左馬刻
碧棺左馬刻
ァんだよ
そこにあったのはとてもきれいな部屋。
ベッドや勉強机等…一通りの家具が揃えられている。
全体的に薄いピンクを基調にした女の子らしい部屋だった。
何も入っていない本棚の上には可愛いぬいぐるみが置いてある始末だ。
恐る恐る後退る。
あなた

部屋を間違われてはいませんか…?