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第117話

神宮寺寂雷 9話
はやとくんと打ち解けようと思って持ってきた弁当。
でも…
あなた

(間違いだったのかもしれない…)

食べ物をあまり口にできない人の前で
『う〜ん、おいしい!』
なんてのはお門違いというかなんというか…。
弁当を開けるべきか迷っていると、先にはやとくんが声をかけてきた。
はやと
何、早く食えば?
あなた

えっ?

驚いて顔を上げると、はやとくんは口の端を歪めて笑っていた。
はやと
俺に気遣ってくれてんの?はは、馬鹿じゃね
あなた

なんっ、

馬鹿とはなんだ馬鹿とは…。
腹がたってキッと睨み返すと、はやとくんは爽やかに笑った。
はやと
ははは、なんだよ
あなた

別に?言われなくても食べますよーだ

舌をべっと出してお弁当の蓋を開けた。
ようやく笑いが収まったはやとくんが身を乗り出して覗き込んでくる。
はやと
おかず、何?
あなた

唐揚げだよ、いいでしょ

はやと
いいなぁ
案外素直な返答が返ってきて驚く。
あなた

食べるのは、好き?