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第90話

夢野幻太郎 7話
語り終わると、私は深く息を吐いた。
あなた

なんてことない、普通のお話です

夢野幻太郎
夢野幻太郎
いえ…
エメラルド色の瞳が私の視線を捉える。
しばらく見つめ合い、何も言わなかった。
私はあの日々を思い出していた。
店長
おい、あなた!今日はもう店閉めるぞ!
店長の乱暴な声に、はっと現実に引き戻される。
夢野幻太郎
夢野幻太郎
おや、もうそんな時間ですか
幻太郎さんは袖から懐中時計を取り出して時刻を確認した。
そのときに、ちょうど6時を告げるメロディーが響く。
あなた

6時か…

夢野幻太郎
夢野幻太郎
また続き、聞かせてもらいますね
そう言って幻太郎さんは、5千円札を机に置く。
あなた

あっ、お釣り…

夢野幻太郎
夢野幻太郎
とっておいてください
そう言って店を出ようとしたのを引き止める。
あなた

そういうわけにはっ…

夢野幻太郎
夢野幻太郎
スマイル料金です。とっておいてください
そう言ってまた、人差し指を頬に当てニコッと笑って、出ていった。
私は入り口のところに立ち尽くす。
あなた

不思議な…人…だな…

家に帰って、もう一回作品読んでみようかな…。
そんなことを考えながら、openと書かれた札を裏返した。