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第50話

入間銃兎 1話
歩いた。
歩く。
歩いている。
歩き続ける。
家を飛び出して、足の向くままに進んだ。
あなた

どこだここ…

いつの間にか辺りは夜。
気付けば繁華街に立っていた。
孤独な私とは正反対の、賑やかな街。
夜にも関わらずチカチカとLEDが光り、人々の往来は絶えない。
とりあえず座りたくて、細い路地に入ってしゃがみこんだ。
あなた

はぁ…

腕に顔を埋めてため息をつく。
あなた

(しんど…)

てか、お腹空いた…。
今日の朝から何も食べていない。
ポッケを漁る。
あなた

嘘でしょ

手のひらに乗っているのは、十円玉4枚と百円玉1枚。
ひもじいことを意識すると、とたんに夜の冷気が体を襲う。
あなた

(自販機…あるかな)

周りをキョロキョロと見回すと、案外近くに自動販売機を見つける。
全財産を投入口に入れ、ボタンを押そうとして気付いた。
あなた

おしるこ…150円…

こういうとこってやっぱ高いのかな…。
仕方なくお釣りのレバーを下げて小銭を回収した。
あなた

あっ…

手がかじかんでうまく掴めず、何枚かが自販機の下に転がる。
手のひらには…
あなた

20円…