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第111話

神宮寺寂雷 3話
言われて初めて、頬を伝う涙に気がつく。
はやと
何、どうせ死ぬとか言ったから?
はやとくんは、一瞬困ったような顔をしてすぐに自虐的な笑いを漏らした。
はやと
はは、だってさ…
はやと
…事実だろ
あなた

……

声を出すことができない。
何も、言い返せなかった。
固く、固く拳を握る。
???
失礼します
扉がノックされ、ゆっくりと開く。
???
おはようございます、はやとくん。調子はどうだい?
コツコツとこちらに近づく足音。
低く、包み込まれるような声は、姿を見なくてもその主が誰か分かった。
神宮寺寂雷
神宮寺寂雷
おや、あなたさん。バイタルチェックの途中だったか…
身長の高い先生が身をかがめて私を覗き込み、言葉を止める。
私はこぼれ落ちる涙を閉じ込めようと固く目を閉じた。
はやと
せ、せんせ…
はやとくんのかすかに震えた声が聞こえる。
神宮寺寂雷
神宮寺寂雷
大丈夫だよ、少し待っていてね
先生は私の肩を抱え、廊下に連れ出した。