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第63話

毒島メイソン理鶯 3話
カバンを漁り、筆箱から取り出したのはハサミ。
持ち手を両手で握り、座りながら寝ている男性に向け、ゆっくりと近付く。
あなた

…起きてください!

片手を伸ばして男の人の肩をゆさぶろうとした、瞬間。
あなた

きゃっ!

ドスッ
あなた

(なに…)

数秒にも満たないコンマ単位の出来事。
男性は私が肩に触れる前に目を覚ました。
ハサミを持った方の手首を掴まれ、引かれ、押される。
気が付けば地面に押し倒され、耳の横の床には私が握ったままのハサミが刺さっていた。
そして今。
あなた

……

恐怖に声帯も震え上がった。
毒島メイソン理鶯
毒島メイソン理鶯
む…
男性は虚ろな目で私を見る。
あまりにも長い数秒が過ぎる。
毒島メイソン理鶯
毒島メイソン理鶯
!!
男性は突然目を見開いた。
毒島メイソン理鶯
毒島メイソン理鶯
…貴殿は…何をしている…?
当惑した顔で問われ、こちらも困り顔で返す。
何をしている、とは…?
貴方が押し倒したのでは…?
テント内に困惑が充満する。
毒島メイソン理鶯
毒島メイソン理鶯
む…?
ふと、男が私の頭の上に転がっていたメモを見る。
その一番下には
『アブナイかもしれないから、とりあえずハサミ(またはカッター)を持って男の人を起こす!!!!(アブなかったら刺す)』
と赤字で書いていた。