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第34話

山田三郎 9話
あなた

…すごい…

山田三郎
山田三郎
なんですか?聴こえません
わざとらしく耳を傾ける。
あなた

……すごい!!

あなた

すごいすごいすごいすごい!!!!

私は無我夢中ですごいを繰り返した。
少年の説明はとても分かりやすくて、一度も読んだことのない私でも概要が頭に入ってきた。
多分本編を読んだ時とは比にならないだろうけど、心が動かされた。
今の少しの説明だけで、別の世界が見えた気がした。
怒りも忘れて少年の手をとる。
あなた

すごい!君!ほんとにすごい!!

山田三郎
山田三郎
な、んですか…
手をブンブンと振り回されながら少年は怪訝な顔をする。
あなた

1日で全部読んでしかも説明が完璧!すごい!

少年は顔を赤くして
山田三郎
山田三郎
当然です
と言った。
そうか、前の『別に…』もカッコつけてたわけじゃないんだ。
照れてただけなんだ。
あなた

(なんだ!やっぱかわいいじゃん)

あなた

今返した本についてもっと教えて!

山田三郎
山田三郎
まずあなたが読まなきゃ分かりませんよ…
あなた

じゃあ読むからこっち来て!

山田三郎
山田三郎
ちょ、ちょっと
少年の手を引いて司書の部屋に連れて行った。