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第127話

伊弉冉ーニ三 7話
膝の上の手のひらを見つめる。
今の私の収入はここで働くことしかない。
誰よりも早く着て、フロアの掃除やロッカールームの整理をして、夜が明けたら片付けをして帰る。
そんな日々だったけど。
あなた

辞めたほうがいいのかな

そう呟くと、涙がこぼれた。
また、あの時のように路地裏で寝る生活には戻りたくない。
その時、扉がノックされる。
???
あなたちゃん?大丈夫?
そう言って入ってきたのはカイさんだった。
若手ホストで、最近好成績を上げている期待の新人。
私にはいつも良くしてくれている、良き理解者だった。
カイ
一二三さんから聞いたよ、なんか様子が変だって…
カイさんは、そう言ってコーラを差し出した。
カイ
飲みかけだけど
あなた

うぇ

ふざけてベッと舌を出すと、カイさんは頬を膨らました。
カイ
うぇとか言うんじゃねぇよ、黙って飲みなさいっ!
あなた

はぁい

クスクス笑ってコーラを受け取り、一口あおる。
心地よい炭酸が喉を駆け抜けた。