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第35話

山田三郎 10話
あなた

どれから読んだらいい?

ただワクワクする。
本を読む前はいつもこうなる。
心臓がドキドキして、純粋な子供みたいにこれから開く未知の扉にワクワクする。
山田三郎
山田三郎
…どれからでも。僕は全部説明できますから
少年は優しく微笑んだ。
…そんな顔できるんだ…。
さっきまでのドキドキとは別に、心臓が高鳴る。
あなた

じゃ…これから…

山田三郎
山田三郎
ドグラ・マグラですか
あなた

ん…じゃあ読むね

ページを開く。
もう周りの世界は見えなくなっていた。
____
山田三郎
山田三郎
…さん
山田三郎
山田三郎
あなたさん!
大きな声で呼ばれてはっと顔を上げる。
頭がチカチカする。
山田三郎
山田三郎
もう閉館の時間、過ぎてます
少年が壁掛けの時計を指差した。
時刻は…午後8時33分…。
あなた

へ?

8時?
閉館の時間は6時。
あなた

え?

訳が分からず少年の顔を見る。
山田三郎
山田三郎
警備員さんが戸締まりしてくれましたよ
さ、帰りましょうと荷物を持って立ち上がる。
あなた

待って