無料ケータイ夢小説ならプリ小説 byGMO

第152話

波羅夷空却 2話
男は私の前を立って動かない。
ガムまで噛みだした。
あなた

……

もういいのかと思い、横を通り抜けようとするとまた止められた。
波羅夷空却
波羅夷空却
おいおい
あなた

…なんですか

私はムッとして睨み返した。
波羅夷空却
波羅夷空却
なんですかじゃねぇよ!拙僧が質問してんだろ
波羅夷空却
波羅夷空却
どーするつもりだよ、ってな
不意に声を落として言われる。
私はうつむいた。
あなた

(どうするもこうするも…)

後ろ手に持った箱をぎゅっと握りしめる。
波羅夷空却
波羅夷空却
はぁ、まあいいや
波羅夷空却
波羅夷空却
拙僧には関係ねぇしな
男は一歩下って首をコキコキ鳴らした。
自分から聞いといて…なんだこの人…。
私が怪訝そうに見つめると、男はニッと笑う。
波羅夷空却
波羅夷空却
諦めたらそこで試合終了、ってな!
あなた

…はい?

波羅夷空却
波羅夷空却
自殺すんなら家の寺来いよ
男はそう言いながら去っていった。
あなた

(自殺、か)

私は目的地を定めて歩き出した。
ある会社のビルの屋上を目指す。