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第57話

入間銃兎 7話
手持ち無沙汰で辺りを見回す。
あなた

あっ

店の奥の方のちょっとしたステージのようなところに大きなグランドピアノが置かれていた。
マスター
よくピアニストさんに来てもらうんですよ
あなた

へぇ…

黒い光沢に、手がムズムズしてくる。
それを見たマスターはピアノの前に行って、
マスター
良ければどうぞ
と、私を招いた。
入間の方を向くと、好きにしろ、というような顔で見られる。
あなた

(入間さん食べるの遅いな…)

そんなことを思いつつピアノの前まで行って椅子に座る。
蓋を開けると、規則正しく並ぶ白黒の鍵盤が現れた。
手を握ったり開いたりしてから鍵盤の上に手を置く。
あなた

ふぅ…

目を閉じて息を吐いた。
再び目を開き、指を動かす。
入間銃兎
入間銃兎
ふぅん…
マスター
お上手ですね
いつの間にかカウンターに戻ったマスターと入間が話している。
マスター
エレジー…切ない曲です
入間銃兎
入間銃兎
………
入間はそのまま声を発さず、ピアノの旋律に聞き入った。
指が踊り終わると、顔を上げる。
すると、二人の拍手が聞こえてきた。
マスター
お見事ですね。ピアノをやっていたんですか?
あなた

えぇ…まぁそうですね…

照れくさくって曖昧な返事をする。
そそくさとカウンターの前の席に戻った。