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第6話

昼休み
柳之助
柳之助
ほら、包み隠さず言ってみ?
柳之助は、なにも言えなくて固まってる俺に、

小さく笑みを見せた。
梓
プライバシー
柳之助
柳之助
は?
梓
言いたくない
プライバシーの侵害
俺はそれだけ言うと、屋上を出た。

我ながら良い返答だと思った。

現に柳之助は何も言えなくなってる。

こう言うとき、プライバシーって便利なんだよなぁ。
屋上を出るとき、小さく舌打ちが聞こえたが、気のせいだな。

うん、そう思っとく。






教室に戻ると、いつもの状態だった。

男だらけのうるさい教室。

大声で笑いあったり、ちょっとしたことで言い合ったり。
大雅達も登校してきていた。
和秋
和秋
おはよー、梓!
梓
おはよう
大雅
大雅
おはー
お前、今日は早いな
梓
早く起きたからな
丈陽
丈陽
四宮くんも、やれば出来るんだね
梓
あたりめぇだ
みんなと他愛のない会話。

すべてが望んだ通り。

でも......





『近いうち、これが壊れる』






いきなりの小さな発言は誰の耳にも届かなかった。





昼休みになると、学食に行く奴らがさっさと走っていく。

学食のオススメメニューは、

早く行かないとすぐ無くなるらしい。
眞咲
眞咲
俺達も行こうか
丈陽
丈陽
だね
大雅
大雅
そういや、眞咲と柳之助はまだ喧嘩してんの?
柳之助
柳之助
いーや
もう、面倒くさくなって終わった
和秋
和秋
それさ、結局謝ってないんじゃん?
眞咲
眞咲
みんなは俺と柳之助が謝ると思ってるの?
眞咲の笑顔は、絶対裏がある。

あの笑顔、謝るなんて死んでも嫌だ、なんて言ってそう。
嶺音
嶺音
思わないねぇ
眞咲
眞咲
でしょ?
謝らなくてもいいんだよ
丈陽
丈陽
こう見えても二人は心広いもんね
柳之助
柳之助
そうよ
俺の心は海だかんね
和秋
和秋
はいはい
ほら、早く食べようよ
お腹すいたー
梓
和秋、食いしん坊
和秋
和秋
梓だってお腹すいたんでしょ!
梓
まぁね
大雅
大雅
俺、もう食ってる
和秋
和秋
はやっ!!
俺も!!
みんなが次々と昼食に手をつけ始めた。
食べ終わると、俺たち7人は先生に授業の準備を頼まれた。
嶺音
嶺音
なんで俺らが......
柳之助
柳之助
面倒くさい
和秋
和秋
ねぇ、ちょっと、これ重くない?
梓
重い
眞咲
眞咲
なんで先生は俺達に頼むのかな
もっと暇そうな奴にすればいいのに
丈陽
丈陽
俺達も暇だったでしょ
大雅
大雅
もうさっさとやっちゃおうよ
あれやこれやと押し付けられた授業で使う荷物は、

教室から結構距離のある部屋から持って来なければならない。

外を通らなければ持っていけないし。

良いことなんか1つもない。
時雨
時雨
あーずーさーちゃん♪
突然の声にみんなが驚き校門を振り返る。
梓
しっ......!
大雅
大雅
誰あれ
柳之助
柳之助
梓ちゃん......?
丈陽
丈陽
柳之助が嶺音を『嶺音ちゃん』って
言ってるのと同じだね
和秋
和秋
イケメン
大学生?
時雨
時雨
久しぶり~
最近会わなかったから寂しかったよぉ
梓
時雨!!
上条 時雨。

21歳で大学に通ってる......はず......。

俺のプロテクターを造ってくれた奴だ。
時雨
時雨
あれ、もしかして友達?
時雨は、和秋達を指差して言った。
梓
そ、そうだけど......なんでここに
時雨
時雨
んー?
だって会いたかったんだもん
うわぁ。

今にも言葉の最後にハートが付きそう。

じゃなくて!
柳之助
柳之助
おにーさん、大学生?
イケメンっすねぇ
もしかして、梓の兄貴?
梓
ちょ......
時雨
時雨
うんうん、そうだよ~
俺、四宮 時雨!
よろしくね~
馬鹿!!

違うだろ!どう考えても!

全然似てないし!

俺に兄弟はいない!
和秋
和秋
イケメンお兄さん羨ましい
眞咲
眞咲
女の子に困らなさそうだね
梓
え、ちが
時雨
時雨
それよか梓~
時雨は、いきなり真面目な顔に変わった。

少し威圧感が出るんだ。
時雨
時雨
今日来いよ、絶対に
声のトーンが低くなってる。

何かあるのだろうか。

まぁ、多分プロテクター絡みの話のはずだ。


みんなは、いきなりのトーンの低さに怖じ気づく。
梓
あ、あぁ
帰りに寄ってく
時雨
時雨
んじゃね~
みんな梓のことよろしく~
後でね、梓ちゃん♪
声のトーンが戻り、いつもの明るい時雨に戻った。

手をひらひらと振りながら去っていく。























































柳之助
柳之助
今のトーンの変わり方......どっかで......