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第4話

ひとつ目の原因
『あれぇ?こんなとこ一人で歩いて危ないとか思わねぇの?』


チンピラの男が3人。

一人の女に詰め寄った。
『あ、あのぉ、今帰るとこなんで』
『えぇ?
一人でいるってことは何しても良いってことでしょ?』
チンピラ達は余裕の笑みを見せ、女は少し怯える。
梓
(なんだ、あの女......)
『なんでそんな解釈しかできないんですか?馬鹿?』
『あぁ!?』
『なんだとガキィ!』
『邪魔なんで退いて下さい』
梓
(なんか......この光景見たことある、な)
女は、チンピラを押し退けて通り過ぎようとする。
『待てや、ガキィ!』
チンピラは女の襟首を掴み、壁に押し付ける。
『いっ......た』
頭と背中を強く打った女は顔を歪めた。
梓
(弱い女だなぁ......)
『帰す訳ねぇだろ?』
『俺達に喧嘩売っといてよぉ』
『覚悟の上なんだろうなぁ?あぁ?』
『喧嘩売ったの......そっちでしょ』
梓
(弱いくせに言い返すなんて)
『てめぇ!ざけんなぁ!』
チンピラは、壁に押し付けられたままの女を睨みながら

腕を振り上げる。
『あっ......!』
梓
(殴られる......)
驚いた女は、反射的に目を瞑った。

だが、いつまで経っても女に攻撃はされなかった。
『......?』
『お前ら、女相手に何やってんの?情けねぇ』
梓
(この......男、って)
女とチンピラは、驚いた様な目をしている。

別の見知らぬ男が、チンピラの腕を掴んでいた。

だが、チンピラは直ぐにいつも通りに戻り、

素早く男に拳を振り下ろす。
梓
(意外とチンピラもやるなぁ)
男は、表情ひとつ変えずにチンピラの拳を次々と避けていく。

チンピラも流石にプライドが許さず、

さっきよりも力を込めて男に立ち向かう。

だが、チンピラ達は男には敵わない。

男は、すごく強かった。
殴り合いが終わり、チンピラ達が一斉に帰っていた後、

男は女の方を振り返った。
梓
(この男......やっぱり......)
女は、男を尊敬の眼差しで見ていた。
(すごく......強い......!
私も、あんな風になりたい!)
女は、男への憧れを強く抱いた。















































チュンチュン   チュン   チュンチュンチュン
小鳥のさえずりは、俺の耳には届かなかった。

朝の眩しい光だけが俺に降り注ぐ。
梓
夢......か
5:00

いつもより起きるのがとても早かった。