第28話

体だけ愛してる。
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2020/04/03 01:56
私も社長室を出て自分の家に向かう。
玄関を開けいつもとは違う景色に違和感。
男性ものの靴とお母さんがよく履いてるハイヒール…
忘れてた今日からお母さんの男が来るんだ。
酔っ払った男女の声が玄関まで聞こえる。
『私の居場所なくなったんだ』
私は走って家を出た。
気づけばもう23時。
こんな時間に友達の家に行けるわけない。
どうすればいいか考えていると
👮🏻‍♂️「君こんな時間まで何してる、家出?」
警察に話しかけられてしまった。
👮🏻‍♂️「未成年だよね?」
『はい』
👮🏻‍♂️「早く家に帰りなさい」
『帰りたくないんです』
👮🏻‍♂️「何言ってる。言うことが聞けないなら親御さんを呼ぶよ?」
『親の電話番号知らないです』
👮🏻‍♂️「どうして?」
『イライラして昔消しちゃいました』
👮🏻‍♂️「じゃあ他に連絡ができる大人の人は?」
このままでいたら警察と一緒夜を過ごさないといけなくなる。
『あ!』
👮🏻‍♂️「どうした」
『1人だけなら』
ぱくさんの名刺を財布の中に入れていたことを思い出した。
少し頼るくらいいい…よね?
ぱくさんに電話した。

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