車に乗って5分、ぱくさんが車を止めた。
🐥「降りて」
車を降りて目に入ってきたのはファミレスだった。
『ぱくさんこういうとこよく来るんですか?』
🐥「いや、初めて来た。」
中に入ってメニューを開く。
『どれも美味しそうですね』
🐥「好きなだけ食べろ」
お互い好きな物頼んで料理がきた。
『美味しいですね』
🐥「あぁ」
『なんでファミレスに来たんですか?』
🐥「1度でいいから来てみたかったんだ」
『そうなんですね』
🐥「親父も社長で昔からこんなとこ無縁だった」
『お父様も社長さん?じゃああの会社はお父様のなんですか?』
🐥「いや、俺がいるのは2つ目の会社。俺が建てた。」
若いのに自分から社長になるってすごいな。
ぱくさんは私が持ってないもの全て持ってる。
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!