第2話

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2019/03/17 12:43
ドンッ
ペコペコとお辞儀をする

すみませんって言えない

でもこの人に言う気は無い。

だって、口ではごめんなさいとか言ってるんだろうけど、目が笑ってるから。

最近人とぶつかることが増えた。校内で。

みんなわざとぶつかってくる。

やっぱ通常学校には来るべきじゃなかったのかな

校内を歩けば、人に何か言われてしまう。

聞こえないことをいい事に

自意識過剰と思われがちだけど、

蛍が前に言ってたから確かだと思う。

月島side
グィッ っとどこかに行ってしまいそうなあなたを引っ張る
「!」
月島「ほら、こっち。みんなで食べるんでしょ」
(。_。`)コク
「七瀬さんって~」
「男目当てとかまじ?それは~」
数メートル位先で話してるのが聞こえる
あなたに聞こえないのはわかってるけど、違う道から行こう。
「4組よっていい?」
( *・ω・))コクコク
いいよと言わんばかりに首を縦に振る。
4組に寄ったあと、向かう。4組からだと違う道からの方が近いから
その間俺達は携帯で会話をする
月島
月島
今日お昼なんなの?
あなた

今日は...えっとー、サンドウィッチ!

月島
月島
ふーん。
あなた

蛍は?

月島
月島
僕は、菓子パンだよ。






菅原「おー、遅いぞ!月島!七瀬!」
ペコペコ...
澤村「大丈夫、大丈夫。ほら座りなよ。」

優しく頭を撫でられる。
日向「七瀬さんっ!」
首を傾げる)
日向「補聴器って何っ?!」
山口くん代弁してくれる?
と手話で伝えると快くおっけーしてくれた。
山口「...簡単に言うと、聞くことの手助けをしてくれるものだね。でもしっかりは聞こえないらしいよ。」
日向「ふーん...」

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