第4話

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2019/03/17 12:43
ある日の事。
『男目当てとかまじ最低。』
『本気でやってんの?』
『耳聞こえないくて喋れないくせに何ができんの?』
『正直邪魔でしょ』
私の席の近くの女の子達が口々にそう言う。


大声で。
それにクラスの数人が加担する。
『なんで障害あるくせに普通学校来てるの?』
『喋っても何言ってるか分からないんだぜ。』
『バレー部の人達は優しいだけで、実際邪魔に思ってるんだよ。』
『マネージャーの仕事七瀬が居なくても回るだろ。』
『あんたとやるマネージャーが1番可哀想。』
っ...
私なんでここに居るんだっけ。
さっき言われたことが頭でリピートする。
補聴器外せばよかった。
スマホが震えた
スガーワラー
スガーワラー
今、教室の前通ったけどひどい言われ用だべ...
大丈夫だよ。七瀬を俺らは捨てたりしない。だから気にしたらダメだべ。
あなた

ありがとうございます...。

その日の部活はまともに皆さんの顔を見れなかった。
顔を見ると彼らに言われた事を思い出してしまう。
それが怖くて、怖くて、目を、顔を合わせられなかった。

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