遠慮するななんて言われたの初めてかもしれない。
今まで遠慮とか他人の利益だけ考えてきたから。
私の役目は、皆が優位に立つために
私が本気を出さないこと。
そう思ってたし、実際そうだった。
私が得意な遊びや教科は一切一緒にやってくれない。
その子の得意なものだけやる。
でも五条君はそうじゃなかったし、
いや多分夏油くんや硝子ちゃんもそうなんだ。
皆決して自分の得意なものだけやろうとはしない。
不得意なものでも絶対、
ほとんど出来るようになるまで粘る。
しかも五条君は遠慮せずに俺と戦えといってくれた。
つまり五条君より優位に立ってもいい……そういうことだろうか。
五条君はああ見えて人を怒ってくれる。
さっきも怒ってくれた。
前みたいなよく分からないキレ方じゃなくて、
怒り方がはっきり、私を正す怒り方だった。
目を集中させる。
多分目だけじゃダメだ。
耳も集中させとかないといけないな……。
私は相手の動きの特徴性とかは勿論見てるけど、
それと別でもうひとつ得意なことがある。
集中すればするほど、
相手の先の動き……3.57秒未来の動きが見える。
有無を言わさず五条君の手首を狙った。
ここで上手く行けばそのまま……
六眼強いな。
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作者です。
更新遅れてごめんなさい、、 !
実はテスト1週間前で、
かなり忙しいので少し更新遅くなります。
テストが終わったら私はその後
少しして春休みに入ってしまうので
そこでまぁ更新出来たらいいなと思います。
テスト終わるまで待っていてください、
閲覧いつもありがとうございます!!
これからもよろしくお願い致します。
ゆるこ ,
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!