中学時代は特にめんどくさかった。
もうなんだか、自分の思っていることを言っても
何か自分がしてあげても
馬鹿にされるだけだった。
いやどうでもいい………
どうも。全く顔整ってないもんね。
だからと言って抱きつくなよ、気持ち悪
…………話すうちにそんなこと
どうでも良くなったけど
ほんとにどうでもよかった。
答えを写されようが、
私のせいにされようが
何か盗まれようが
借りパクされようが
そう言って笑いながら過ごしていた。
友達がストレスでお腹が痛くなった時も
助けてあげたけど心底どうでも良かった。
熱が出て自分が倒れても
私には関係ないと思った。
だって、どうでもいいじゃない。
恩を仇で返されるなら、
私が居なくなった方がマシだし
あの人たちもいなくなった方がいい。
……まぁどうでもいいけどね
……この時、
私は今日早く帰ってこいと言われていた。
流石に1回は言った。
いつも私の事馬鹿にしてるのに
何言ってるんだろう
……私、あなたなんかと一緒に帰りたくない。
まぁいいけど
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。