第77話

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16,120
2021/04/26 12:30



















五条 悟
……は、そーかよ









うわ、サイコーのプレゼント貰っちゃったわ。










うわー、めっちゃ嬉しいな。うん。これは、結構。













氏神 あなた
あ、うん
氏神 あなた
……何ニヤニヤしてるの
五条 悟
なんも?てかそんなニヤついてる?
 





顔をペチペチと叩いてから、










もう一度あなたの方を見た。











氏神 あなた
あー、うん
氏神 あなた











暫く沈黙が続く。










五条 悟
…………な、あなた
氏神 あなた
なあに
五条 悟
来年も俺の誕生日祝ってくれよな








なんかプロポみたいだな……キショ………










自分のセリフに批判しつつ、あなたの方を見る。

















あなたはただ薄らに笑っただけだった。












笑いは肯定。勝手にそう捉えた俺は、












こいつがうむと頷いてなかったのも












気づかず一人で心の中舞い上がった。


















________________












家入 硝子
ふーん。で?
五条 悟
だから来年も祝ってくれるんだよ。なっ、あなた
氏神 あなた
……
 






昨日のように笑ってただけだが、










俺は、つい嬉しくなって「見ろよあの笑顔」と












見せびらかした。












家入 硝子
興味ねー……
家入 硝子
あなた、あんた五条なんかに笑顔向けなくていいよ
氏神 あなた
いや……まあ
夏油 傑
確かに
五条 悟
俺の扱い酷くね?
夏油 傑
それにしても、あなたは随分表情が柔らかくなったね
氏神 あなた
……なんか老化してるみたいな言い方
夏油 傑
そうじゃないよ。私達を信用しているみたいで嬉しいな
家入 硝子
確かに、よく笑うな
氏神 あなた
そうか






「自覚ない」とあなたは言った。










ついでに傑が俺の方を見て、












夏油 傑
悟も、だいぶ柔らかくなったね
五条 悟
は?
家入 硝子
恋する奴は怖いな
五条 悟
は???
氏神 あなた
それこそ老化
五条 悟
は?…………あなたお前は死刑
氏神 あなた
最後に見るのが五条君の顔って……
家入 硝子
……あんためっちゃ嫌われてるじゃん
夏油 傑
進展なさそうだね
家入 硝子
とりま乙
五条 悟
………あなた、その発言いつか撤回してやる
氏神 あなた
あ、はい





















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