第22話

22
30,814
2021/02/05 08:00



















家入 硝子
………来たか
五条 悟
んだよ。共有スペース来いとか言われたら、こいつかよ
氏神 あなた
……
夏油 傑
……ゆっくりでいいからね
氏神 あなた
………


















氏神 あなた
特に面白みのある話でもないから。
五条 悟
何話すんだよ
氏神 あなた
私のこと 













ニコッと笑いかけて下を向いた。











そんな重要なものでもないけど。


















_____________


 回想編 ①












氏神 あなた
お母さん、お客さんだよ?











小さい時から偶に何故か見えた、緑色の化物。













何故かたまに出現するから、











お客さんなのかなと思っていた。












でも、それは違った。











何言ってるの?お客さんは今日来ないわ










私が時々そう、傍から見たら











奇妙なことを口から言うものだから












不思議な奴だと思われていた。













そういう奴らにも大抵、












背中や頭に変なやつが乗っている。












目が合うとニヤリと笑われて、











とても気色悪かった。
















氏神 あなた
……あれ?
友達
どうしたの?あなた











……………私は、そう。元々人懐こかった。












元々は。














氏神 あなた
……今日人形持ってきてる?
友達
何言ってるのー?やっぱあなたってあたおかだよね











友達がゲラゲラ笑う。
















氏神 あなた
え?そうなの?!
友達
とぼけないでよ‪w‪wあたおかじゃん。偶に変な事言うし













信じられない。











なんで頭の上に乗ってる奴に気づかないんだろう。















その時思った、小さいながら察してしまった。


















…………私だけに見えるんだ。












だから、私の目が変なんだ。
















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