私エミリーの部屋に行くって言ったけど場所知らない←
あっさり迷子になってしまった
一つ一つのドアに彫られている名前を確認すること30分…
Emily・Dier
コンコンコン
エミリー「はーい!今行くわ」
ドタドタドタ
ガチャ
取り敢えずぶりっ子だからあげない的な事言われなくて良かった←
数分後
ドタドタドタ
最後にお辞儀して小走りで部屋に向かった
薬を貰って結構時間が経ってる…
いや、エミリーの部屋を探すのに30分もかかった…
大丈夫かな…
思わず声に出てしまった←
なんやかんやで部屋について真っ先に寝室に向かった
なんだ、全然平気じゃん
近づいておでこに置いておいたタオルに触る
あつっ…さっき冷やしたの置いたばかりなのに…
タオルをまた氷水に入れて絞った
そうだ、起こしてご飯食べてもらって解熱薬飲んでもらわないと…
待って、ご飯は私が作るの?
ゑ…
おでこにタオルを置いたあとキッチンに向かった
一人部屋の癖になかなか生活できるのよね…
キッチンには食材だって用意されてるもん
凄い…
…作る料理はお粥でいいよね
手短に済ませて早く食べて早く治して貰わないと…
ここまでする私に感謝しなさいよ…本当に…
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編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。