あなたが来る2ヶ月ほど前に彼女、「フアナ・ブリコ」がここに来た
最初こそ私も彼女と仲良くしていたもののある日を境に彼女は変わった
ちょうどフアナが来た頃、まだ他にもサバイバーはいた
アンネという女の子が居たがフアナが来てから彼女は急変した
皆との接触を避けては試合にも行かなくなった
話しかけても逃げてしまう
そんな彼女を心配した私はある日アンネに話しかける
エミリー「アンネ、私なら貴方の悩みが聞けるわ」
アンネ「エミリーは本当に頼りになるね…」
彼女から聞いた話はあまりにも衝撃的だった
フアナがアンネを虐めている事。
腕や足には痣ができていて瞼も少し腫れている
エミリー「ひどい…私が今すぐに皆にこのことを伝えるわ!!」
私はすぐ様部屋を出て皆を集めようと出ようとした
アンネ「待って、エミリー」
エミリー「どうしたの…?」
アンネ「私もう少ししたらこの荘園を追放されちゃうの」
エミリー「えっ……????」
信じられない
アンネは何も悪くないのに
勝手に追放されたら…
居場所なんて…
無いのに
エミリー「き、きっと何かの間違いよ!!」
アンネ「聞いてエミリー、私はもう少し所か今夜にはもう追い出されちゃう」
アンネ「最後にお願いがあるの」
彼女は落ち着いていて穏やかな笑みを浮かべる
どうして笑えるのか分からない
もう別れてしまうというのに
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。