第24話

彼奴の裏の顔
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2021/08/03 10:14
(なまえ)
あなた
本当…?





思わず聞いてみた



エミリー・ダイアー
えぇ…私はこの荘園にいるべきではない存在だと思うわ…追放されるべきなのに…




この様子だとフアナと何かあったのかな…






エダ・メスマー
…是非聞かせて







…………………………………………









あなたが来る2ヶ月ほど前に彼女、「フアナ・ブリコ」がここに来た






最初こそ私も彼女と仲良くしていたもののある日を境に彼女は変わった






ちょうどフアナが来た頃、まだ他にもサバイバーはいた



アンネという女の子が居たがフアナが来てから彼女は急変した





皆との接触を避けては試合にも行かなくなった



話しかけても逃げてしまう




そんな彼女を心配した私はある日アンネに話しかける






エミリー「アンネ、私なら貴方の悩みが聞けるわ」



アンネ「エミリーは本当に頼りになるね…」










彼女から聞いた話はあまりにも衝撃的だった



フアナがアンネを虐めている事。

腕や足には痣ができていて瞼も少し腫れている






エミリー「ひどい…私が今すぐに皆にこのことを伝えるわ!!」





私はすぐ様部屋を出て皆を集めようと出ようとした





アンネ「待って、エミリー」





エミリー「どうしたの…?」




アンネ「私もう少ししたらこの荘園を追放されちゃうの」





エミリー「えっ……????」








信じられない



アンネは何も悪くないのに


勝手に追放されたら…



居場所なんて…






無いのに







エミリー「き、きっと何かの間違いよ!!」




アンネ「聞いてエミリー、私はもう少し所か今夜にはもう追い出されちゃう」




アンネ「最後にお願いがあるの」







彼女は落ち着いていて穏やかな笑みを浮かべる




どうして笑えるのか分からない




もう別れてしまうというのに










アンネ「…あのね…私追放されたらもう生きていけないから……私の事を最後まで傍に居てくれた貴方だから言う…」







エミリー「待って…何も言わないで!!貴方はまだ生きていけるわ!!死んだりしない!!」




アンネ「やだなぁ…エミリー…、世界はそんな甘いくないんだよ」





アンネ「あのね…私の分まで精一杯頑張ってね」



アンネ「あの女の事は誰かに言いふらしちゃダメ」




エミリー「ど、どうして…」




アンネ「あの女はただのサバイバーじゃないからよ」

















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(なまえ)
あなた
エミリー・ダイアー
申し訳ないけど私が覚えているのここまで…
エミリー・ダイアー
…過去のことは忘れてしまおうと思って…
エダ・メスマー
…やっぱりフアナそんな事をする人だったのね
トレイシー・レズニック
…ちょっと鳥肌
(なまえ)
あなた
今すぐにでも丑の刻参りでもしたい←おい
エダ・メスマー
ただ、何かしらね。ただのサバイバーじゃ無いって
エミリー・ダイアー
…肝心な所が思い出せないのよ



と言って頭を抱えるエミリー
エダ・メスマー
まぁ…罪人みたいな存在であることはわかるわ

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