カスタムを参加したあの日からよく人が来るようになった…
実はここに来る前までマリアナ家という王族に近い血筋を持ったお嬢様みたいな人だった
気味の悪い人形好きの令嬢やってたなぁ…
思い出しただけでも過去が気持ち悪く思える
、
父「いい加減人形遊びは良さないか…?あなた」
母「そうよ…貴方はもう15になるんだからそれに王族が人形遊びをしている暇などないのよ…?」
と言って私から人形を奪おうとした。
でも人嫌いな私には唯一の友達のような存在であり何より意思がある
そんな人形を焼き捨てろとも言われている
学園に通っていた時だってそう
伯爵令嬢の人達が噂話で
「見てよ…あの令嬢人形遊びが好きらしいのよ」
「まぁ!あの歳でお人形遊びだなんて笑わせてくれるわね」
学園でもバカにされた
でも私はそれを気にしなかった
気にしたところで何か変わる事は無いしなにか文句を言えば面倒なことになる
人形には申し訳ないけれど黙っていることにしている
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編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。