続きはまだありません
お気に入り登録をすると
最新話の更新通知を受け取ることができます。
ーキルアsideー
オレは、幻を見ているのだろうか。
目の前にいるのは紛れもないあなた。
その存在を認識して、堪らずオレは手に繋がれてる鎖を引きちぎる。
ガシャンと音を立てて落ちる鎖など目に暮れず目の前の存在を抱き締めた。
抱き締めると感じる、オレより一回り小さな体、あたたかい。
大好きだ。
たった少しの間会えなかっただけなのに、こんなにも再開出来た喜びを感じている。
弱々しくオレを呼ぶ声に愛おしさを感じながら胸の中にいる声の主を見る。
耳まで真っ赤に染めたあなたがいた。
思わず息を飲んだ。
普段滅多に見れないあなたの照れた顔、
もしかして、意識してくれちゃったり?
その顔、期待していいのか?
色々考えた結果自身の顔に熱が溜まるのを感じて、見られたくなくて、
さっきより強く抱き締めた。
恥ずかしがりながらオレに言ってくるあなた。
可愛い、愛おしい、離したくない。
ハンター試験という短い期間の中で、オレはあなたにこんなにも絆されて、惚れている。
少し怒らせてしまったみたいだ、
そう言いながら再度あなたを見た。
少し怒った口、少し怒った眉毛、そして身長差的に必然と上目遣いに向けられた目。
はっ?なんだこれ、反則だろ。
怒ってるつもりなのだろうが逆効果だ、
逆に男の加虐心を煽るだけ。
勿論オレも例外ではない。
食われるぞ。
あなた様子見る限り、なんも分かってねえな...。
まあ、分かって欲しくない思いもあるけど。
ーあなたsideー
あの後しつこいキルアを無理やり離して、今はキキョウさんに教えて貰った私の部屋まで歩いている途中だ。
ただの侵入者なのに、部屋まで用意してもらっちゃっていいのかな?
キルアに会って抱き締められた時はキキョウさんから言われた言葉を思い出して思わず照れてしまった。
誰のお嫁さんとか、よく分からないけど...。
それにしても、キルア傷だらけだった、驚く間もなく抱きしめられたけど。
そして会えた喜びよりも恥ずかしさの方が上回ってしまった。
って、あれ、ここどこ?、
考え事をしながら歩いていたら知らない場所に、、
ゾルディック家、ひろいなぁ、
なんとイルミさんに会った、部屋までの道を聞くチャンス!
イルミさんの後ろを着いていく。
突然そんな事を聞かれた。
先程の事を思い出してしまい、また顔が赤くなるのを感じる。
それからは暫く無言で歩いて、
ちゃんとお辞儀した、偉いよ私。
ーイルミsideー
言えなかった。
あのあなたの表情を見て、
オレの嫁になって欲しいだなんて。
作者より
アイコンの画像と発言がミスマッチすぎてアイコンの画像消させてもらいました🙇♀️
夢主のキャラブレブレすぎる、そして長らく更新してなかった事もあり話の中で矛盾あるかもしれません。陳謝。
大目に見て頂けると幸いですm(_ _)m
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。
登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。