試験会場の外に出た
当たり前だけどキルアの姿は見当たらない
......仕方ない、通行人に聞いてみよう
そう簡単に見つかるとは思えないけど、
急に全く知らない人に声かけられて、
全く知らない人の名前出されて、
ソイツの家どこだなんて聞かれても答えられるはずない
でもやるしかない、それ以外にキルアを見つける方法があるとは思えない
もしキルアがこの近くに住んでたらすぐ見つかるかもしれないし...
愛想の良さそうなおばさんに声を掛けた
私がまだ日本に居た頃を思い出した
私は...殺人鬼とか言われてたっけ
キルアって、有名人なの?
しかも観光ってどういうこと?
おばさんの話をまとめると、
・ククルーマウンテンはパトギア共和国、デントラ地区にある
・パトギア共和国へは飛行船で3日程で着く
・パトギア共和国に着いたら電車を乗り継いでデントラ地区に行ける
・山景巡りの定期バスが日に1本出ている、ククルーマウンテンへはそれに乗ると行ける
柄にもなく丁寧に教えてくれたおばさんに丁寧にお辞儀をする
_飛行船乗り場_
気配を消して、自分が出せる最高速度で船内に侵入。勿論音は立てずに
お金は持ってないから普通には乗れないのだ
パトギア共和国に着いた、また気配を消して電車に乗る
そしてデントラ地区に着く
この後は山景巡りのバスに乗る...のだが、
トロイバスに乗るより私の足の方がよっぽど速い
結果...
5分で着いた
そして今私がいるのはククルーマウンテンの入口
でっかい扉がある
もしかしてこの山全部キルアの家...?
大きい扉の横に小さい扉...でも小さい方は鍵がかかってる、大きい扉から入るか
あ、小さい扉の横に部屋?がある
中には知らないおじさん...どーでもいいや
大きい扉を少しだけ押す、開かない
それならこれはどうだ...
思いっきりジャンプ、そして、回し蹴り
バーン!っと、凄い音を立てて一気に扉が開いた
【3】と書いてある扉まで開いた
そういえば、なんで私はキルアを追いかけてきたんだろう
............
キルアは私の友達だからか
さて、中に入ろう
躊躇なく中に入った
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続く
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今回キャラとの戯れ皆無で申し訳ないです...💦
これでも詰め詰めにして書いたんです...
お詫びになるか分からないのですが次の投稿は早めにします。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!
転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。