第26話

番外編  年越し。
3,874
2023/01/01 01:00
あなた
、、、。
ーー僕は姐さんに着物を着させられ、カラコンをつけられ、部屋にぽつん、と置いてかれた。
あなた
(何故?)
、、と、思っていると、部屋のドアが開き、
誰かが入ってくる。
ほーたい君と帽子くんだ。
2人は僕に気付いていないのか、言い合いをして入ってくる。
ほーたい君(太宰くん)
蛞蝓とこんな部屋なんて嫌なのだけど、、
帽子くん(中原くん)
俺こそ嫌だし!自分だけだと思うなや、自殺願望!
ほーたい君(太宰くん)
、、あ、
と、ほーたい君が先に気付く。
帽子くん(中原くん)
は?、、え?
帽子くんも、固まったほーたい君の視線を追って僕に気付く。

5秒ほどの沈黙。

すると、2人はいきなり僕の元に走ってきた。
2人
あなたさん!
明けましておめでとうございます!
2人
ちょっ、僕/俺が先に言ったし!
違う声質が全く同時に同じ事を言う。
あなた
ふ、、ふふっ。
僕はそれがツボにはまってしまったらしく、
笑いが止まらなかった。
2人
!?
あなた
あははっ、うん、明けましておめでとう、2人とも。
あなた
今年も宜しくね。
僕が微笑むと、2人の顔がかあっ、と赤くなった。
2人
、、今年もあなたさんについていきます、、////
、、、
これで言質を取った、なんて少し卑怯か。
なんて思いつつ、僕は2人を見る。
あなた
うん。
あなた
安心してついておいで。





       『僕が君を守るから。』

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