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第81話

デート
【慎】
久しぶりのデート当日。
お気に入りのキャップを被りあなたを玄関で待つ。


あなた「お待たせしましたっ」
『ん、行こっか』
あなた「慎くん、帰りにアイス買お?」
『いいけど…?』
あなた「昂秀くんが“よろしく頼むー”だって」


昂秀が理由なら買わないよ?
てか今からデートだっつってんのに人の彼女にものを頼む神経を疑うけど。


あなた「ふふっ。忘れたことにしちゃう?」


コテンと首を傾げイタズラに笑うあなたに
うん、ってキャップを直すフリして顔を隠した。


あなた「いってきまーす」
『ってきます』
樹「あれ、今日はチューなし?」
翔平「知らないとこでやるんだろマコはっ!」
『見せませんからね』


ニヤニヤと笑う2人の声を背に家を出た。
…あの時の知られてたのか、恥ず。

口元を押さえて歩いていると、
隣からヒラヒラと目の前で手を振られる。


あなた「え、真っ赤」
『っ、なんでもない』
あなた「あれ、戻った」


不思議そうなあなたのくうに浮いたままの手を
つかまえて恋人繋ぎにする。


『そっちこそ、真っ赤じゃん』
あなた「急にそうゆうことするから…」
『じゃあやめる?』
あなた「えっ」


パッと手を離せば、分かりやすく落ち込むあなた。
嘘だよ、って繋ぎ直そうとすれば
逆にきゅっと繋がれる。


あなた「このままで、いてほしいです」
『………はあっ』
あなた「え!嫌なの?!」


恥ずかしそうに語尾を小さくしながらそう言う。
思わずに愛しい気持ちが、ため息となってこぼれる。


『…可愛すぎか。』


また赤くなるあなたの手を、
離れないようにぎゅっと握り返した。