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第22話

憂鬱とソファ
【あなた】
……憂鬱だ。
何でって、月に一度やってくるガールズデーだから。
痛みを無視してとりあえずスタジオへ向かう。


慎「よ。」
『よ。って…私先輩だよ、慎くん』
慎「おっけ」


なにが「おっけ」だ。そんなふうに後輩(慎くんのみ)に軽く流され、行く手を阻まれる。


慎「何探してるの?」
『壱馬さん』
慎「なんで?」
翔平「慎〜、しつこいと嫌われっぞ☆」
慎「ありえないっすね」
翔平「その自信は一体どこからくるんだよ」
『翔平、壱馬さんまだ来てない?』
翔平「まだ来てな…あ、来た」


翔平の視線を追って振り向くと、北人さんと共に入ってきた壱馬さんがこちらを見て何事かと首を傾げた。


壱馬「どうした?」
『壱馬さん、ブランケット持ってますか?』
壱馬「あー、持ってる。使う?」
『はい、』
慎「寒いの?」
『うーん…そんな感じ』
壱馬「ま、女の子は男より体温低いしな」


はい、と笑顔で肩にブランケットをかけてくれた壱馬さんと、気をつけてねと頭を撫でて行った北人さん。

…一瞬で女の子を落とす彼らのスキルはえぐい。


慎「ソファ、座る?」
『うん…って何で慎くんが座るの』
慎「あなたも座ればいいじゃん」
『そのソファ1人用なのに?どいてよ、意地悪』


そう言うと、ポンポンと自分の足の間を叩いた慎くんが口を開く。


慎「あなたはこっち」
『・・はぃ?』
慎「寒いんでしょ?くっつけばあったかくなるじゃん。はい、早く」


ん。と手を広げる慎くん。断ろうとも思ったけど、立っているのも辛くなってきている体調に、素直に従うことにした。


『あったかい』
慎「…うん。(どうしよう可愛すぎる)」