~最長timelimit 300日~
ーモトキsideー
買い物が終わりシルクの家に向かおうとすると、突然マサイから電話がかかってきた
「もしm」と俺が言いかけると
「時間が無いんだッ!!と、取り敢えず○▽病院に今すぐ来いッ!!」とマサイの焦った声が聞こえ、電話は切れた
「…ねぇモトキ行った方が良いよね」とザカオが震えた声で言った
「何か…合ったんだ」と俺は呟いた
何かとてつもなく嫌な予感がして
吐き気と目眩が止まらなかった
俺は確認の為に、ぺけにLI○Eをした
💗 ねぇ電話来た?
とだけ送った
直ぐに既読が着いて
💚 ダーマから電話来た
と返信が来た
向こうはダーマだったんだな
💗 病院の話聞いた?
と俺はぺけに聞いた
💚 ○▽病院でしょ?
急いだ方が良いよね
…何か嫌な予感がする
とぺけから返信が来た
やっぱり病院の話は嘘じゃないんだ
💗 俺も…嫌な予感がする
マサイがすっげぇ焦ってた
とぺけに送った
💚 そっちはマサイだったんだ
ダーマが泣いてた
ぺけから、こう返信が来て俺は驚きを隠せなかった
…ダーマが泣いた?
ダーマが泣いたのを最後に見たのはいつだろう
あ、思い出した…
"あの頃"だ…
思い出したくも無い
辛い"あの頃"だ…
💗 …嫌な予感しかない
とだけ送り、俺はスマホを閉じた
急がなきゃいけない…
俺の大事な何かが、今にも壊れそうな気がした
不安で可笑しくなりそうな中、俺は車に揺られ○▽病院へ向かっていた
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。