第51話

48話
399
2020/12/10 08:00
~最長timelimit 339日~

ーモトキsideー

昨日は皆で泣いて寝てしまったらしい

今日は木曜日、木曜日はぺけのレコーディングもザカオもダンスも休みらしい

ダーマは先程会社に電話をして有給も取ったそうだ

鏡の前に行くと俺の目は腫れていた

皆のために朝食を作ろうと思い、俺は洗面所からキッチンへと歩き出した

その時、リビングから物音が聞こえた

誰か起きたのだろうか、と思い確認しにリビングを覗いた

ショートスリーパーのシルクが起きていた

記憶が無くても生活リズムは変わらない様だ

「シルクおはよ-」と俺はシルクに言った

そんな事を言っておきながら、俺はシルクの記憶が戻っている事を願っていた

「おはよーモトキ!」とシルクが言った

「え、シルク?戻ったの?」と俺は涙目になりつつ言った

「モトキだ、大丈夫…?」とシルクは焦りながら言った

やはり記憶が戻っていない様だ…

俺は嬉し涙では無く、悲しい方の涙が溢れそうだった

3日か、辛いな…

「大丈夫、夢の話w」と俺は誤魔化した

「なら良かった…」とシルクは言った

良くないよ…

シルクがいつもと違うと俺まで変わってしまいそうだ

俺達は…いや俺はそれだけシルクに頼って生きていたんだな…

シルク3日何て長いよ…

俺にはシルクが必要だよ…



ーマサイsideー

パチッ 俺は窓から入った朝日で目覚めた

良い香りがして俺はキッチンへ向かった

すると予想通りモトキが居た

「おはよーマサイ」とモトキは俺に言った

そんなモトキの目は腫れていた

きっと俺の目も腫れているのだろう

「モトキおはよう」と俺はモトキに言った

モトキの横を見ると予想外の相手が居た

そうシルクだ

「おはようシルク、何でキッチンに居るの?」と俺はシルクに聞いた

「モトキと料理したくて…」とシルクは言った

は…?シルクが料理…?

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