第50話

47話
400
2020/12/09 08:00
~最長timelimit 340日~

ーシルクsideー

「謝るなよ…ドッキリ何だろ…?」とうつ向き涙を溢してダーマは言った

「ごめん…ドッキリじゃ無い…」と俺は言った

「ふざけんなよ…俺らの絆はそんなに脆いのかよ…」とダーマは相変わらず俺と目を合わせず涙を拭いつ言った

「ダーマ落ち着いて、ちゃんと説明するから」とマサイがダーマに言った

「こんな状況で落ち着けるかよ!」とダーマは涙を流しながらマサイに言った

「今は一旦マサイの説明聞こう?」とモトキが言った

「ごめん…ダーマ…」と俺はダーマにもう1度謝った

でもダーマは何も言わなかった…

ただうつ向いて涙を流していた

「で、俺とシルクさっき病院行ったんだよ」とマサイが説明を続けた

5人は静かにマサイの話を聞いていた

「そしたら一時的な記憶喪失で3日程度で治るって」とマサイは5人を見て言った

「3日か…」とぺけたんさんは静かに言った

「短い様で長いね」とモトキも言った

「何なんだよ…」とダーマは目を赤くして言った

「そっか帰ってくるんだね…」とンダホさんは少し安心した様に言った

「皆ごめん…」と俺は再び謝った

「早く起きろよシルク」とマサイが俺の頭を軽く叩き言った

「早く戻らないとミルクティー飲むからね?」とモトキは俺の拳にモトキの拳を軽くぶつけて言った

「3日で戻らなきゃ家中に冷えピタ貼るから!」とンダホさんは俺の肩を軽く叩き言った

「早く起きないとシルクの朝食俺の料理にするよ?」とザカオさんは俺の背中に拳をぶつけて言った

「早く起きて新曲考えよ」とぺけたんさんが俺の背中に寄りかかり言った

「おいリーダーいつまで寝てんだ、早く起きてバカしよーぜ」とダーマは俺の腹筋を叩き言った

本当の『俺』は6人いや…沢山の人に愛されてるんだな…

『俺』いや、フィッシャーズ シルクロード早く起きて…

皆貴方を待ってる…

「分かってる戻るから…お前らあと3日だけ待っててくれ」と俺の口からあり得ない言葉が漏れた

「え…?し、シルク…?」と言ってンダホさんは俺に近付いて涙を流した

「俺また…何を…」と俺は混乱した

「ンダホ落ち着け、記憶はまだ戻ってない…」とマサイが言った

「じゃあ今…何で…?」とぺけたんさんが聞いた

「今日も何回かあったんだ、一時的にシルク本来の口調が出るの…」とマサイが言った

「3日だから、たまに記憶が戻るのかな…」とモトキは涙目で言った

「待ってる…」とマサイは言った

すると他の5人も口を揃えて言った

「待ってるから…」と

そして皆で泣いた

何故だか分からないけど涙が溢れてきた

早く戻って来てね本当の『俺』俺がこの人達の暖かさを知る前に…

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